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贅沢なカーペット「ペルシャ絨毯」

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贅沢なカーペット「ペルシャ絨毯」

絨毯はインテリアとして敷かれていますが、いくつかの役割があります。



クッション性があるので、ものを落とした時に衝撃を少なくすることができます。

床や畳のままだと滑りやすいのですが、じゅうたんを敷くことで滑りにくくなるので、バリアフリー対策にもなります。

またほこりを吸着する性質を持っているので、空中のほこりが少なくなります。ただ絨毯自体は掃除をしないとダニなどの温床になるのでこの点には注意が必要です。

さらに直射日光や蛍光灯の光を和らげる効果があります。

そしてマンションなどでは特に階下への防音対策としてよく用いられています。



これらのように様々な利用価値がある絨毯には素材や織り方などで価格も様々です。

その中で最も高級といわれるのがペルシャ絨毯です。素材としてもっともよくつかわれるのが羊毛で、綿も多くつかわれています。
羊毛はコルクウール、マンチェスターウール、キャメルウールなど様々な品種の羊の毛が用いられます。絹を使用したものもありますが、羊毛より高価なうえ耐久性に劣るので羊毛の方が人気です。絹は高級ですが、このように耐久性が低いことからタペストリーなどに使われます。



ペルシャ絨毯のデザインは、唐草模様やアラベスク文様、幾何学模様などがあります。

そして現存しているもので最古のもので2500年も前のものがあります。手織りで、製作に一年以上かかってしまうものもあるのでとても高価なのです。今までにイランのキルマンで作られたものがもっとも高額で取引されました。またヘレケというトルコ絨毯もシルク製で高級です。



ペルシャのものとは糸の結び方が違うのです。

結び方にはトルコ結びとペルシャ結びがあり、ペルシャは曲線的で、トルコは直線的な模様を織ることができます。

しかし実際にはそれほど違いはありません。どちらも産地によって糸や柄、色に特徴があります。

これらのように高級なものは正しく手入れをすれば何十年も何百年も持つのです。



手入れ法としては、まず掃除機をかけるときには毛のむきに沿ってやさしくかけるようにします。

掃除機で取れない汚れは洗い落とすのがいいのですが、素人では生地を傷めてしまうので、プロのクリーニングに頼んで水洗いかドライクリーニングをしてもらうようにしましょう。

しかしどうしても自分で汚れを落としたい時には、よく絞った布で水気を残さないように、パイルのむきに沿って軽く叩くように汚れをおとします。

また日本人は裸足で室内を歩きますが、靴下やスリッパなどをはいて歩くようにすると足の油分が付着しなく手よいでしょう。

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