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防炎ラグの安全性

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防炎ラグの安全性

火災の際、ラグは第一着火物となり燃焼の拡大要因となります。綿や麻などのラグ製品は火に触れると瞬く間に燃え広がり、火災を大きくする要因のひとつとなります。

防炎ラグは、万一火に触れてもすぐには燃え広がりにくく、火災の拡大を防いだり、火災事態を未然に防ぐこともできます。



財団法人日本防炎協会によって、一定以上の防炎性能を有していると認定された製品には「防炎物品」と記されたラベルがついています。これは消防法に基づいた試験により洗濯をしても防炎機能が落ちないこと、肌に触れても安全な、毒性のない素材であることなど、高い基準をクリアした製品にしか与えられないラベルです。このラベルがついていれば安心な製品であることが分かります。



消防法に基づく試験では、燃焼試験箱の内側に45度試験支持枠を取り付け、液化石油ガス燃料として燃焼させたバーナーの炎をカーテンやラグといった試験体につけ、残炎時間3秒以下、残じん時間5秒以下、炭化面積30c?以下になっています。

火を近づけたらすぐに燃え広がりそうなラグですが、この試験を通過して初めて防炎製品として販売されます。



ただし、防炎ラグは難燃性はありますが、決して不燃性ではない為、全く燃えないというわけではありません。

防炎ラグにはウール・アクリル・ナイロンなど様々な素材があります。ウールはもともと燃えにくい素材であり、暖かく、燃えた時の焦げ目が目立ちにくい素材です。吸湿性や吸音性にも優れているのでラグ本来の役目も果たします。



アクリルはふわっと軽く、ウールとよく似た吸湿性・吸音性に優れた性質があり、更に虫やカビに強いという性質も持ち合わせています。

ナイロンはカビや虫にも強く、価格も安価であるため、模様替えも気軽にできます。ウールやアクリル素材に見える物を選べば安っぽい印象も受けません。



防炎等級は(イ)・(ロ)・(ハ)に分けられます。

防炎等級(イ)は洗濯後も再処理の必要のないものであり、(ロ)はドライクリーニングには耐えなくても、水洗いには耐え、防炎性能のなくならないもの、(ハ)は水洗いには耐えなくても、ドライクリーニングには耐え、防炎性能のなくならないものに与えられます。



高層マンションなど、高さ31メートル以上の建物、または6階以上のマンションには防炎ラグの使用が義務付けられていますが、低層の家庭でも防炎ラグの使用は安全ですね。防ダニや防カビ、防音などの機能がついたラグが増えてきているので用途に合わせて購入すると、生活が安心・快適なものになります。


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